メルマガを書いていく際は、次の5つのポイント(お作法)を押させておく事が大切です。
- 「視覚的な気遣い」と「中身の気遣い」の調和
- メルマガに適切な改行を入れていく
- メルマガ本文に見出しを入れる
- 読点の打ち所に配慮する
- 魅力的な目次を作成する
ただ、メルマガを書いていく際のポイントについては、巷の一般書籍や電子書籍ではあまり多くは語られていない傾向にあります。
なので、メルマガの書き方そのものが少し「ふわふわ」しているので、いざメルマガを書こう(書けた)としても、
「どうやって書いたらいいんだろう・・・。」
「こんな感じでいいのかな・・・。」
と、少し不安を感じてしまう時があるかもしれません。
そこで、この記事ではそんなお悩みを一気に解決出来るポイントを5つの構成に分けて、1つずつ丁寧に解説をしています。
今回ご紹介させて頂くポイントは私のメルマガを実際にご購読して頂いている読者さんからも「凄く読みやすいです!」といったお声を頂いているものでもあります♪
この記事で扱っている内容は今直ぐにでも始められる(修正出来る)ものですので、是非最後までお付き合いください。
それでは、早速始めていきましょう。
「視覚的な気遣い」と「中身の気遣い」の調和
まず、メルマガを書いていく上では、次に示す2つの気遣いについて、しっかりと理解しておく必要があります。
- 視覚的な気遣い
- 中身の気遣い
視覚的な気遣いとはメルマガの「パッと見」の第一印象を「読みやすい」と印象づける配慮を加えていく事です。
例えるならば、この視覚的な気遣いはファッション(お洋服)やお化粧をしていくイメージと捉えて頂ければ分かりやすいかと思います。
それに対して、中身の気遣いとはその『パッと見』の第一印象を終えた後のメルマガそのものの「内容(構成)」に配慮を加えていく事です。
この中身の気遣いはお洋服やお化粧といったものではなく、その当人の「性格(気質)」に近いものになります。
このように、メルマガはパッと見の印象を左右する「視覚的な要素」と、内容自体の印象を左右する「中身の要素」があるのです。
つまり、読者さんがメルマガを購読する前に抱く直感的な「読みにくい」「読みやすい」といった視覚的要素と、内容自体の「読みにくい」「読みやすい」の2つの要素があるという事です。
そして、視覚と中身にそれぞれ適切な配慮を加え、丁度良くバランスの取れた(調和の取れた)メルマガこそ、読みやすいメルマガになります。
とりわけ、メルマガは読者がそこで綴られてる内容を一言一句集中力を全開にして読む事はあまりありません。
むしろメルマガの内容以前に、そのメルマガ自体が「パッと見」で読みやすいか、読みにくいかを読み手側にまず判断される傾向にあります。
なので、以降ではメルマガを書いていく上での「パッと見」の印象を良くしていくためのポイントをより詳しくご紹介していきます。
1つずつ丁寧に解説を進めていきますので、あなたがメルマガを作成していく際は、是非以下のポイントを意識してみてください。
メルマガに適切な改行を入れていく
メルマガは文章から始まり、文章で終わる構成が多い傾向にあります。
言ってしまえば、”頭”から”つま先”までほぼ「テキストベース」で構成されると表現してもいいかもしれません(苦笑。
なので、メルマガのベースがテキストとなる以上、最初に押さえておくべき点は適切な「改行」を入れていく事が重要になります。
主に、改行の仕方には2つあります。
- 句点(。)の後に改行を入れていく構成
- 適度な読点(、)と句点(。)で改行を入れていく構成
それぞれ補足をしていきますね。
句点(。)の後に改行を入れていく構成
句点(。)の後に改行を入れていく構成は、私のブログを見て頂ければ一番分かりやすいかと思います。
この記事では文章の折り返し地点が実質的なターニングポイントとなっており、改行がなされているはずです。
ただ、この『句点(。)の後に改行を入れていく構成』でメルマガを作成してしまうと、文章全体が視覚的に大きく読みにくくなってしまうのです。
例えば、以下はメルマガを「Gmail(フリーメール)」で受け取った際の画像になります。
<句点(。)の後に改行を入れていく構成例>
ご覧頂けますと通り、上記は文章全体が横幅いっぱいに広がっている事で、目線を横にズラしながら読まなければ、内容自体を理解しにくい構成になっていると思います。
しかし、ほとんどのメルマガは読み手側がお金を支払って読むものではないため、読み手側の読む意識レベルはそこまで高くないのが現実です。
もちろん、読み手側と既に親しい間柄や信頼関係を築けていれば、読み手側としても
「〇〇さんから届いたメルマガだ!楽しみにしてたんだ♪」
といった高い意識で、メルマガを読んでもらえる可能性も十分にあります。
ただ、一般的に多くの読み手はそこまで高い意識を持たず、
「眺めるような感覚」
でメルマガを購読していく傾向にあります。
まさに、イメージとしては以下のような意識で、メルマガは読まれる可能性が高いわけです。
<メールマガジンが読まれる意識レベル>
なので、最初にメルマガの印象がビジュアル的に「なんか読みづらそー」と思われてしまうだけで、読み手側は「戻るボタン」または「フリック」して離脱する事も少なくありません。
そこで、次に示すのが視覚的に配慮を加えた『改行の仕方』になります。
適度な読点(、)と句点(。)で改行を入れていく構成
『適度な読点(、)と句点(。)で改行を入れていく構成』は、以下のような形で適度な改行を入れていくものになります。
<適度な読点(、)と句点(。)で改行を入れていく構成例>
ご覧頂けますと通り、先ほどご紹介した『句点(。)の後に改行を入れていく構成』よりも、文章全体が視覚的に大きく読みやすくなっているはずです。
実際に、『句点(。)の後に改行を入れていく構成』は文字が横幅いっぱいに広がっていたのに対して、『適度な読点(、)と句点(。)で改行を入れていく構成』は、視覚的に余裕がある感じがすると思います。
なので、メルマガを作成していく際は『適度な読点(、)と句点(。)で改行を入れていく構成』で、文章全体を構成していく事をオススメします。
メルマガ本文に見出しを入れる
次に解説していくのが『メルマガ本文に見出しを入れる』というものになります。
こちらの見出しについても、
- 本文に見出しを入れている構成
- 本文に見出しを入れてない構成
に分けて、それぞれ補足を加えていきたいと思います。
本文に見出しを入れている構成
本文に見出しを入れるとはどういう事なのか。
実際に、『本文に見出しを入れている構成』で作成された、以下の画像をご覧ください。
<本文に見出しを入れている構成例>
『本文に見出しが入っている構成』では、それ以降「どのような話が展開されるのか」を率直に認識出来るものになっているはずです。
例えるならば、本や電子書籍の目次(第一章等)に相当するのが、この『本文に見出しを入れていく構成』に似ています。
もっと言えば、見出しは
「所々に白のオセロを置いていくイメージ」
に近いと言っても良いかもしれません。
文章が「黒のオセロ」を淡々と置いていくのに対し、見出しは文章に「白のオセロ」をポツンと置くような感じです。
このように本文に見出しを入れていく事で、メルマガでは
- 話題(主張)を切り替える
- 話題(主張)をまとめる
役割として、視覚的に「一息付ける場所がある」といった印象を読み手に与える事が出来るのです。
本文に見出しを入れていない構成
それに対して、『本文に見出しを入れていない構成』は、文章全体の主張が全て繋がっている印象を与える傾向にあります。
以下が『本文に見出しを入れていない構成』の例です。
<本文に見出しを入れていない構成例>
例えるならば、『本文に見出しを入れていない構成』は黒のオセロを文章全体に次から次へと置いていくイメージです。
実際のオセロなら、黒のオセロに全て変えられた「完封負け」の状態ですが、イメージとしてはまさにそんな感じになります(苦笑。
なので、『本文に見出しを入れていない構成』は用いずに、『適度な見出しを入れていく構成』が、まずメルマガを作成する上での基本になります。
ただ、それは決して『本文に見出しを入れていない構成』がダメで、
「見出しを使わないメルマガ」=「読みにくいメルマガ」
というわけではありません。
メルマガの中には『本文に見出しを入れていない構成』で作成していくべき場合もあるという事です。
そしてその瞬間こそ、メルマガの内容を一気に読んでもらいたい場合は『本文に見出しを入れない構成』を使うのがオススメです。
見出しを入れて「ストーリー仕立て」で内容を語るのではなく、一つの話題に絞りその内容を一気に伝えていきたい場面があれば、『本文に見出しを入れていない構成』の出番です。
このように、本文に見出しを入れるか否かはそのメルマガで
「どういった内容で展開していくか(していきたいか)」
をその判断基準として考慮した上で使用してみてください。
読点の打ち所に配慮する
メルマガは読点の打ち所に配慮を加えるだけでも、文章全体がとても読みやすいものになります。
ただ、一般的に多くのメルマガ発行者さんはこの読点の打ち所に関して、あまり重要視していない傾向にあります。
つまり、読点の有無は半ばテキトウに扱われている事が多いという事です。
しかし、メルマガの文章全体を読みやすいものに出来るか否かは、一文一文丁寧に読点を添えていく事が大切になります。
読み手側としても、読点が入らない箇所に読点があるだけで、そういった文章は視覚的に「読みにくそうな文章だな」と思われてしまう可能性が高くなるからです。
その上で、以下は「読点の打ち所に配慮した文章」と「読点の打ち所に配慮をしていない文章」の例になります。
<読点の打ち所に配慮した文章例>
<読点の打ち所に配慮をしていない文章例>
『読点の打ち所に配慮をした文章』は一文一文丁寧な配慮がなされ、文章全体が上手くまとまっている印象を受けます。
それに対して、『読点の打ち所に配慮をしていない文章』は本来読点を打つべきでない箇所に読点が入っている事で、文章全体が非常に読みづらいものになってしまっているかと思います。
とりわけ、赤枠部分の一番上に記載されている「ターニングポイントとなっており、(中略)」の箇所は、名詞の途中で改行を入れてしまっているので、違和感のある一行になっているはずです。
なので、メルマガを作成していく際は読点の位置に関しても適切な配慮を加え、一文一文丁寧に読点を入れていってください。
その読点の打ち所が適切なものになっているか否かの確認する手段としては、書き上げたメルマガを数回「音読」してみる事をオススメします。
少なからず、書き手側が音読をした際に「違和感」を感じる箇所(読点の位置)は、読み手側としても同様な違和感を抱く傾向にあります。
大抵の場合、適切な位置に読点を打てていない箇所は、音読している最中に「どこか”つっかかる”ような感じ」を受ける可能性が高いです。なので、文章中に「つっかかり(違和感)」があった場合は、読点の位置をもう一度見直してみてください。
だからこそ、文章を書き上げた際は「違和感を感じる一文がないか」をチェックしながら、読み手に対して視覚的に「読みやすそう」という印象を与えていく事をオススメします♪
魅力的な目次を作成する
メルマガにおいても、本・電子書籍のような「目次」を作る事が出来ます。
そして、その目次が魅力的なものになっていればいるほど、視覚的に「このメルマガは面白そうだ」と読み手側に印象づける事が出来るのです。
以下は実際にメルマガで「目次」を作成した画像になります。
<魅力的な目次で作成した例>
上記の通りメルマガで目次を作成していけば、このメルマガは「具体的にどのような話がなされるのか」を直感的に認識出来るものになっているはずです。
平たく言えば、書き手側が「今回のメルマガはこんなお話をしていくよ!」と、読み手側に対してその「心構え」や「意識付け」を与えられるという事です。
なので、メルマガの目次は消費者が書店に足を運んだ際の
「本を手に取り、その本の目次に目を通すイメージ」
で読まれると思って頂ければ問題ありません。
ただ、一般書籍と異なるところは、必ずしも『目次』を作らなければいけないわけではないという点です。
仮にメルマガの内容を「ストーリー仕立て」にせず、その内容を一気に読んでもらいたい場合は、あえて目次を作らず本題(本文)から入る構成が適しています。
例えば、メルマガで商品を紹介していく際はあえて目次を作らず、商品紹介から入っていく事が有効になる場面もあるのです。
このように、メルマガは目次を作成する事によって、冒頭から読み手側に対して「期待感」を与える事が出来る一方で、あえて目次を作らず一気に内容を伝えていく構成も有効な手段になります。
是非、ここまでご紹介した5つのポイントを取り入れ、あなたのメルマガをより素敵なものにしていってください。
その際はメルマガは内容よりも文章の見た目を最初に整えてこそ、読み手側は初めて「読む」という行動に移す傾向にある事を念頭に、作業を進めてみてくださいね♪
まとめ:メルマガで押さえておくべき書き方の5つのお作法
以下が本日のまとめになります。
- 文章は読まれる前に「見られる」事を意識する
- メルマガは『適度な読点と句点で改行を入れていく構成』で作成する
- 『 本文に見出しを入れていく構成』も頭の中に入れておく
- 読点の打ち所に配慮し魅力的な目次を作成出来れば、メルマガの印象は「ガラッと」変わる
上記のポイントは今すぐにでも実践出来るものですので、是非積極的に取り入れ、文章を見た目から整えてみてくださいね。
一人一人の読者さんから視覚的に「このメルマガは読みやすい」と思って頂く事で、視覚的な「読みやすさ」と内容の「読みやすさ」の調和が初めて保たれるのです。
「読みやすいメルマガ」=「視覚と中身(内容)の調和が取れたもの」
と言っても過言ではないからです。
その上で、「視覚的な読みやすさは大丈夫そうです!」といった状態になりましたら、以下の記事も併せて読んでみてください♪
以下の記事も併せてお読み頂ければ、次は内容面で(中身で)より素敵なメルマガを作る事が出来ます。
>「メルマガ」「書き方」3つのお作法|文章の見た目を整えよう【中身の気遣い編】(準備中)
それでは、この度はご購読頂きありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。